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伝説のスパイ

ナムコとバンダイが経営統合するそうです。
ナムコバンダイ・・・!?
と思ったら、バンダイナムコホールディングスだそうです。

順番は大事なのに。
偉い人にはそれがわからんのです。


これで、任天堂グループ、SCEグループ、スクウェアエニックス、
コナミグループ、セガサミー、ナムコバンダイ、マイクロソフト、その他、という
わかりやすい勢力分布になったのでしょうか。
ファミコンやスーファミでドラクエを遊んでいた時と比べると、
ゲーム業界も統廃合が進んでいる気がします。

とりあえず、エニックスだけは堅調すぎるほど堅調。
冒険しないにも程がある、というくらい冒険しませんでした。
かねてより課題となっていた、ドラクエの出る年と出ない年の収益格差についても、
鋼の出版部門の好調、スクウェアを傘下にしたことによる開発力強化など、
存分にアピールできる材料が揃っています。


上のグループの中で、1番何もしなかったのがエニックスな気がするのですが、
周りが勝手に自爆したせいで、1番美味しい所を持っていったのもエニックスな気がします。
なんなんでしょう、この世渡りの上手さは。
さすが、ゆきのふ氏。



反対に、世渡りが下手なゲームメーカーが淘汰される時代でもあるようです。
その代表が・・・悲しいことにチュンソフトだと思います。
チュンソフトの場合、同じくゲーム部門の不調が判明している
ハドソン、カプコンと単純には比較できません。

チュンソフトは、もともとドラクエ1を作るために作られた会社。
そのへんについては、「ドラゴンクエストへの道」に詳しいです。


この「ドラゴンクエストへの道」という漫画は、プロジェクトXみたいなノリで
とても面白い・・・のですが、誇張がかなり入っているため
どこまでが本当かは実際に調べないとわかりません。
とりあえず、堀井雄二氏と中村光一氏の出会いや、堀井雄二氏と鳥山先生との出会いは
実際のシチュエーションとは異なるようです。

例えば、漫画内ではマシリトがドラクエ製作陣に鳥山先生を初めて紹介した
ことになっていますが、実際には元々集英社ジャンプ編集部内で
堀井氏と鳥山氏は近くに座っていたそうです。
担当編集者が同じマシリトだし。
今度ゲームを作るんだよ、じゃあキャラクターは僕が描いてもいいよ、
みたいなやり取りで始まったとか。
これは、堀井氏本人がVTRで言ってました。



そもそも、ドラクエの元となったポートピアは、堀井雄二原作、堀井雄二プログラムでした。
それがパソコンからファミコンに移植される際に、プログラムのみ中村光一氏が担当したのです。

いきなりRPGは大変だから、まずポートピアを移植し
その後、同じメンバーでドラクエを作る、というプランがあったようです。
チュンソフトの名前が出るのは、そのドラクエ開発から後のことです。
(当然、中村氏が1人で作っていたわけではないようですが・・・)


その後、シリーズが進むにつれ、ドラクエの説明書などに
山名学氏の名前が登場するようになります。
その山名氏はチュンソフトを退職後、ハートビートを設立。

中村氏=チュンソフト、山名氏=ハートビート、という風に開発会社が分かれ、
ドラクエ6からはハートビートが開発を担当するようになります。
そして、ドラクエ7を開発終了後、ハートビートはゲームから撤退。
開発メンバーらは、マイクロソフトのゲーム部門に移ったと書いてるサイトもありました。

その後、アルテピアッツァがリメイクを作り、レベル5がドラクエ8を作り、
平行しながら、携帯ゲームのドラクエはトーセが作っていました。
同じドラクエというタイトルのゲームでも、作ってる人達は毎回こんなにも違うのです。
良い子のみんなは、今までエニックスが全部作ってると思ってたでしょう。
なんて勉強になるサイトなんだ!



そんな中、最近ではチュンソフトの名前がまったく出てきません。
チュンソフトが一気にドラクエから無関係になった理由は、定かでありません。


・・・そして先日、ついにチュンソフトはドワンゴの子会社になりました。
そんな話を聞くと、ふと思ってしまうのです。
もし、チュンソフトがドラクエ6~8も作り続けていたら、どうなっていたかと・・・。

あ、でも・・・技術的にドラクエ8は作れない気がしました。



今日のタイトルは、個人的にチュンソフト1番の名作だと思う
スーパーファミコン「かまいたちの夜」の曲名からセレクト。
みどりさんのマシンガンに撃たれて揺れる、俊夫さんのシルエットが好きでした。
by foxgrape | 2005-05-02 13:14 | ドラクエ含む
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